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執筆者の写真早田雄次郎

大地の再生 東慶寺へ

更新日:2021年10月7日

東慶寺の梅枯れがきっかけで始まった造園技師:矢野智徳さんが手掛ける大地の再生事業。


「土中環境」高田宏臣著を読んでから、建築を考える上でも森の事、土の事を考えていかなければいけないと考えていた矢先に、東慶寺での大地の再生事業を知りました。 残念ながら直接工事の様子を伺うことはできなかったのですが、その様子を先日見てきました。

掘り込んだ溝に葉、枝、炭、荒腐葉土等を入れ、通気浸透水脈(土中の水と空気の動き)を創る。

このやり方は他の情報から、見よう見まねで過去にKAMOSUの庭にもやっていました。 ここで繋がるのもおもしろい(笑)

今回通気浸透水脈の事を知り、新河岸の家の庭にも試みています。

見よう見まねですが。




ささやかながらご支援させていただきました。

大地の再生絵巻も購入。

矢野智徳さんのインタビューから抜粋

「いま日本全国で起きているのは、大地の呼吸不全です。大地の血管である水脈がコンクリート構造物(砂防ダム、一般ダム、コンクリート護岸、道路、etc.)に塞がれてしまうと、 その中を流れている水と空気がちゃんと循環しなくなり、土壌環境が呼吸不全(空気と水の循環不良)になる。その結果、泥水や洪水やさまざまな問題が起き、生き物たちは体力低下を起こし、木が枯れるなど生態系に多大な異変が起きています・・・」 自然林(森)と人工林の問題。 木材の使用、伐採方法(建築資材)、クマ等の動物が山から下りてくる問題にも繋がります。 もっともっと森や造園の事を深く学びたい思いが強くなっています。


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