昨日、儀賀住建さんの加工場での瓦の納まりの打ち合わせに四日市まで行ってきました。
構造材には天然乾燥材の杉を使用します。
機械で乾燥させる人工乾燥に比べ、水分と油分のバランスが良く、色つや、香り、変色、材の変形等を抑えることができます。
自然が理にかなっていて、いいということですね。
人工乾燥の場合は、低・中・高温機械乾燥がありますが、高温に行くにしたがって早く仕上げることができ、安価となります。
ですが、早い安いうまいとは、うまくは行きません。
油分、つや、香りが飛び、強度も弱まることがあります。
この事からも人工乾燥材を使う際は、低温がいいという事になります。
既に刻みが終わっています。 今回はプレカット(機械加工)ではなく、手刻みによる加工。 これも乾燥と同じく、プレカットは工期短縮、安価。 手刻みは大工さんによる目利き(木の癖や特性を見抜き、どこに使用するかの判断等)により加工をしていきますので、木材の良さを最大限に生かした加工ができるメリットがあるということです。 プレカットでは加工ができないケースもあるので、刻みができる大工さんの継承が非常に大切です。 打合せは工務店さんと葺き師さんとの打ち合わせ。 問題なく終了し、ひと安心。 瓦が葺きあがるのが今から楽しみです。
新幹線では別案件のイメージを膨らませての帰路。 これからしっかりと打ち合わせを重ねていく必要がありますが、なんとなくのイメージを膨らませている過程。 電車の中で良いプランができたりします(笑) この案件、ファーストプランは瓦です!!
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