先日二日間に渡り、横須賀芦名にある浄楽寺での大地の再生のボランティアに参加してきました。作業内容としては、高木選定と敷地端の土中環境の整備。
東慶寺では急傾斜の土留め作業として、炭杭を使った土留めでしたが、今回は細く掘り込んだ部分に点穴を開け空気と水の通り道を造る作業。
側溝との間の土中環境を整えていきます。
少し掘り進めていっただけで、グライ層(酸欠状態の土壌)が。
そこに等間隔で点穴(30㎝ほど)を開け、藁と炭を入れていきます。
溝の端と端には1m以上の点穴を開けます。
そこには藁、炭、燻炭、枝粗朶、枯れ葉を入れていきます。
写真ではわかりませんが、穴を空けた際には空気が通る様子がわかりました。
このような状態になります。
水が溜まっている箇所も。
深い点穴を開けて処理をしていきます。
仕上がりはこのように自然になります。
有機物(藁、炭、燻炭、枝粗朶、枯葉)により、微生物、菌糸が絡み合いながら空気、水の通り道が形成され、いずれは土に還っていきます。その頃には樹木の根とも絡み合いながら、良好な土壌が保たれ、土砂崩れが起きにくい状態へと自然が施してくれます。
素晴らしい自然からの恩恵! これこそ、今立ち還らなければならない自然土木ですね。
高木は風が通る剪定により、非常に気持ち良く風が流れるようになっています。 大変勉強になった二日間。 やはり、大地の再生を建築に取り入れることを考えていきたい! 取り入れるからには知識と経験も大切だと考えています。
今後は極力時間のある時には、経験を積むためにも参加していきたいと思います。
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